留学体験談
学科・学年 | 機械工学科2年 |
氏名 | 伊藤 友希 |
留学先 | 英国・ UCL |
日程 | 2023年8月23日~9月8日 |
期間 | 17日間 |
質問1. 留学しての感想はいかがでしたか
今回は留学、海外生活共に初めての経験であったため、出発前から不安で溢れ、また現地で多くの苦労を経験しました。それらを乗り越えることができたことで、語学力の成長はもちろん、人間として大きく成長することができたと強く感じています。
質問2. 留学を決めた動機を教えてください
以前から留学に対する興味はありましたが、そこに明確な目標は無く、ただ英語を話せるようになりたいという思いでした。しかし、大学に入学して工学を学ぶようになり、特に専攻である機械系のことについては世界で様々な課題が多くあり、実際に自分が各地に赴いて解決策を講じられるようなエンジニアになりたいと感じるようになり、その趣旨に合った今回の留学への参加を決めました。
質問3. UCL語学留学について
UCLでの語学留学については、存在自体は知っていたものの、初めはあまり興味を抱いていませんでした。しかし、研修の内容を知り、今自分が目指す将来像に近づくために最も有効的であり、貴重な経験ができると確信し、参加することを決めました。
UCLでの授業のみならず、三輪精舎での生活も含めて3週間滞在したことで、語学力以外の部分でも大きく成長でき、またこれまでの生活を振り返るきっかけともなり、人生の大きな転換点になったと思います。改めて留学に参加することができとても良かったです。海外に行くことに対し、初めは不安なことも多かったですが、留学を終えて、異国の地には見たことのないもの、知らないものが多くあり、より視野を広げるために様々な国へ足を運んで実際にこの目で見て学びたいと感じるようになりました。その思いと共に、将来グローバルな環境で働きたいという思いも強まり、自分の自信にもなりました。
質問4. 留学を考えている後輩学生へメッセージをお願いします
現在ではインターネット環境の整備により、わざわざ留学をしなくても海外の方々とネット上でコミュニケーションを取ることができ、留学の必要性が軽んじられている傾向にあります。自分自身、高校生の頃はそのように感じていました。しかし、たとえ会話力の向上は望めたとしても、買い物や食事など日常生活で使われるような実践的な会話力は実際に目で見て耳で聞き、実践してみない限り習得は難しいだろうと留学を通して感じました。留学には金銭的な問題もありますし、世の中では留学の価値が低くなりつつある状況に思えますが、留学に参加することで、日本では得られないであろう新たな学びを多く得られたので、参加しようと決めた自分の選択に間違いはなかったと確信できました。改めて両親に感謝したいです。3 週間という短い期間であったため語学力を飛躍的に伸ばすことができたとは言えませんが、人として大きく成長できたと感じます。この留学は人生において大きな経験となったと思います。
今後留学に行くかどうか迷っている後輩には、ぜひ積極的に参加して人生の大きな糧にしてもらいたいです。
留学体験談
学科・学年 | 建設環境系専攻(創成)修士2年 |
氏名 | 廣田 竣介 |
留学先 | オーストラリア・ウーロンゴン大学 |
日程 | 2023年8月21日~2023年9月29日 |
期間 | 40日間 |
質問1. 今回の留学はいかがでしたか
オーストラリアでの6週間の留学は、非常に意義深い経験であった。私はこの留学期間を無駄にしないよう積極的に取り組むことを心がけ、さまざまな活動に参加した。最初に、ホストファミリーとの日常会話への積極的な取り組みである。ホストファミリーとは毎日の夕食や犬の散歩などを共にしたため、日常会話をする機会がたくさんあった。最初は英語でのコミュニケーションが不安だったが、つたない英語でも違うワードやボディーランゲージを用いて相手に伝えるということを意識して行うことで、徐々に英語で物事を伝えるといことに自信をつけることができた。ホストファミリーとの交流を通じて、英語の日常表現やスラングを学んだ。例えば、食事の際のおいしいという意味はdelicious、goodなどしか言えなかったが、scrumptious、gloriousなどおいしさを表現する様々なワードを夕食の時間に学ぶことが出来た。
また、留学先の大学では、積極的に授業に参加し、ディスカッションに積極的に参加することで、スピーキングスキルを飛躍的に向上することができた。授業中にお菓子を食べながら授業を行い、先生が子供を迎えに一時退出するなど、驚くこともあったが、異なる教育システムで学ぶ経験も得られ、知識の幅も広がった。また、授業だけでなく、留学生交流サークルにも積極的に参加した。ここではアジアからヨーロッパなど異なる国から来た留学生と交流し、国際的な友人を作る機会を得ることができた。これにより、異なる文化や背景を理解し、国際的な視野を広げることができたと考える。
週末には、オーストラリアの観光名所や文化について学ぶために積極的に外出した。シドニーやメルボルンなどの都市を訪れ、先住民族であるアボリジニの文化やオーストラリアの歴史に触れる機会を得た。これにより、オーストラリアについての理解が深まり、国内の人種の多様性についても理解を深めることが出来たと考える。
質問2. 留学前と留学後で変化したことを教えてください
<語学力>
本留学を通して大いに向上したと考える。まず、英語を話す際の恐怖心や恥じらいなどがなくなった。完璧な英語でなくともわからない表現を言い換えて伝えたり、わからないことを聞き直して理解することが出来たりと、知らないからあきらめるのではなく、その状態でどのようにコミュニケーションをとるのか考えることが出来る力をつけることが出来た。また、発音に関してもRとLの発音は完璧に習得した。日々の基礎練習の機会で先生がしっかり指摘してくれたこともあり、流暢な発音ができるようになった。また、日常英語で使える、フランクな言い回しについても、学習することができた。これは帰国後の研究室での留学生との会話の際にもより、親しく会話することが出来、研究室の良い雰囲気づくりに貢献していると考える。
<国際的視点>
この留学を通して様々な異なる文化や価値観に触れることが出来た。世界中の人々は住む環境が違えば取り巻く社会情勢や教育なども違っており、国際的なニュース、例えば現在の中東イスラエル・ハマス問題などにも興味、関心をより向けることが出来るようになり、物の善悪だけでなく、その両者を取り囲んできたこれまでの環境や、歴史についても俯瞰して考える力をつけることが出来たと考える。わたしが社会に出てからも、建設コンサルタントとして、国や市町村の課題を聞き出しその解決策を考えるという仕事柄上、この留学で得ることが出来た国際的視点を活かしたいと考えている。
質問3. この留学の具体的な成果があれば教えてください
英語能力が飛躍的に向上し、英語を話す際の恐怖心を克服することができた。継続的な英語の勉強への意欲が湧き、これからも英語学習を続け、TOEICなどの試験に挑戦する予定である。また、オーストラリアについての理解が深まり、さらに国際的な視野を広げるためにも海外の様々な国々へ行きたいと考えるようになった。
この留学から帰国してから2週間後に私の研究としてフィリピンに1週間滞在し、フィリピン大学との会議や、現地調査などを行った。フィリピン大学では、研究室長に留学で得た語学力を評価していただき、フィリピン大学での講義の中で10分ほど私の研究を英語で説明する機会を設けていただいた。そのために、現地調査の準備と並行して、英語パワーポイントの作成やスライド発表練習などを行い忙しいながらも充実した日を過ごすことができた。
また、研究室では留学生と英語でコミュニケーションをとっており、自己研鑽の機会がたくさんあるため、しっかりと留学経験を活かして今後も継続的に英語の勉強に励みたい。
オーストラリアでの6週間の留学は、私の人生における貴重な体験であり、英語の向上だけでなく、異なる文化への理解と国際的な視野を広げていきたいと考える経験となった。これからもこの留学の経験を活かし、英語を含む異なる言語や文化に対する興味を深めていきたいと考えている。